ボンフェム（1996年生、母サカノヘイロー）

ボンフェム（1996年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時10歳）と交配したサカノヘイローが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害19戦1勝2着3回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

6月25日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエターナルスカイに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月22日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（1999年）

1月23日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた8戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7月3日、中8週で迎えた11戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2000年）

2月23日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた16戦目は、’00フレンドリースパー特別（4）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月19日、中0週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた19戦目は、皐月特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は森安輝正騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた20戦目は、’00フレンドリーサドル特別（3）（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた21戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコウリーダーから2馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で今井規和騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワチャールズから7馬身差の2着となった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で今井規和騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月7日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンエスコートから7馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は今井規和騎手（4戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグファイターに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

11月18日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2001年）

1月6日、中4週で迎えた29戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた30戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は今井規和騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月7日、中4週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月7日、約6か月の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上500万下の尾瀬ケ原特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた34戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた35戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた37戦目は、’01フェイスフルビット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6歳（2002年）

1月19日、中4週で迎えた38戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた40戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた41戦目は、大沢辰也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月17日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大沢辰也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。