エヴァイエ（2015年生、母セレブラール）

エヴァイエ（2015年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「快活な、生き生きとした（音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したセレブラールが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2018年）

7月22日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリリカルドリームを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトーセンアンバーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2019年）

1月19日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月9日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたマルカテノール決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2020年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月31日、中8週で迎えた16戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

2020年11月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。