リリカルドリーム（2015年生、母ドリームキセキ）

リリカルドリーム（2015年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「叙情詩的に美しく表現された＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したドリームキセキが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったオーロスターキスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したヤエノグラフを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3歳（2018年）

2月25日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したエヴァイエを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウキョウジを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた15戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた18戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5歳（2020年）

1月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八代特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた24戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた25戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヒメシャクナゲ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた26戦目は、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、デルフィニウム特別（門別ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

7月15日、中1週で迎えた28戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、ラベンダー特別（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、ヒナゲシ特別（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ユニオンローズに交わされて4馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた30戦目は、十勝軽種馬農協特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた31戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。