ユニオンローズ（2015年生、母ランブリングローズ）

ユニオンローズ（2015年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イングランドの伝統的な花の紋」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時15歳）と交配したランブリングローズが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ディロスに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月2日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンツタイヨウに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミスターメロディに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

5月20日、約28か月の休み明けで迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、北海道ミライ競馬缶特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったアイアンブルーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、トキソウ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、デルフィニウム特別（門別ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルマルパラダイスに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、ラベンダー特別（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨハネスボーイに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、ヒナゲシ特別（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリリカルドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、ドゥラメンテ・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るライトロングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、ホクレン「拓くぞ!未来」特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイダペガサスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、レイデオロ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。