フジマサマキシム（2010年生、母プリティベティ）

フジマサマキシム（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋格言」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したプリティベティが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、藤原正一によって3,045万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月15日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシベリアンスオードにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったバヤルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のビーマイラブに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月3日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月7日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月26日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月16日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて最後はマリーズミイと並んで8着同着となった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は花田大昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2015年）

7月6日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から44kg戻して迎えた11戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、小暑特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた12戦目は、星月夜特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林拓未騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。