スガハラテンジン（1985年生、母ゴールデンアーム）

スガハラテンジン（1985年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハシコトブキ（当時11歳）と交配したゴールデンアームが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地26戦3勝、中央障害15戦8勝2着2回。1993年の京都大障害（秋）(重賞)に勝利した他、1991年の中京障害ステークス(ハンデ重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月30日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシーソロンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月19日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のロジータバンブーをハナ差振り切って制した。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って17着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

12月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（12戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6月3日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（14戦2勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（15戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（17戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（18戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（19戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（20戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（21戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリュウファルコンに3馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（22戦3勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（23戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンクロトロンに約12馬身の大差をつけて4勝目を挙げた。

11月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（24戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（25戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（26戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイツクバに2馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

5歳（1990年）

12月15日、約12か月の休養明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（27戦5勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロアニタに8馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

6歳（1991年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（中京障害芝3600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（28戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロワースから7馬身差の2着となった。

4月6日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 雨）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（29戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロワースに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7歳（1992年）

5月9日、約13か月半の休養明けで迎えた33戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 小雨）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（30戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコークロスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月27日、中3週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（31戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロワースに4馬身の差をつけて9勝目を収める

7月26日、中3週で迎えた36戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（32戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルガイストから5馬身差の2着に敗北した。

8歳（1993年）

5月30日、約10か月半の休養明けで迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（33戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、約6か月の休み明けで迎えた38戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（34戦9勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のロングアタックに約11馬身の大差をつけて重賞ウィナーの称号を勝ち取った。

12月19日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（35戦10勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキハクラクテンに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた40戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（36戦11勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた41戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（37戦11勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。