ビンゴガロン（1992年生、母ビンゴメープル）

ビンゴガロン（1992年5月18日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時6歳）と交配したビンゴメープルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりも太平洋牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

8月7日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシロヤマトゥルースに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中7週で迎えた3戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月25日、中9週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

3歳（1995年）

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中9週で迎えた6戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったテンドラーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ファストハーベストにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤクモエンジェルにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったトキオフェニックスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイズオブユーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフロイラインマリアに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月16日、中3週で迎えた14戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。