ホウオウプレシャス（2020年生、母プレシャスドロップ）

ホウオウプレシャス（2020年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したプレシャスドロップが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月24日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月3日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3歳（2023年）

1月8日、中4週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンツビガーにハナ差届かず2着に惜敗した。

6月18日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ケイアイメキラに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

11月1日、中5週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイフィエロを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた15戦目は、クリスマスローズ賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月30日、中0週で迎えた16戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2024年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、オウバイ賞（姫路ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた18戦目は、モクレン賞（姫路ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。