ダンツビガー（2020年生、母アバンドーネ）

ダンツビガー（2020年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+活力、活動力、生命力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したアバンドーネが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）スマイルファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スマイルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって1,815万円で落札された。

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月30日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月5日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月12日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンライズグルーヴに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月21日、中7週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のホウオウプレシャスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

1月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。