ラユロット（2014年生、母ユメノオーラ）

ラユロット（2014年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ふくろう（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したユメノオーラが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。戦績は、中央平地10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、多田信尊によって540万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月13日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したヴィーナスフローラを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったキューバンマンボにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中8週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のジェイケイオジョウをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

4月23日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアンデスクイーンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のダブルコークに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月2日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプレスティージオにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2018年）

1月27日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。