コスモフレンチ（2013年生、母プンターレ）

コスモフレンチ（2013年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時21歳）と交配したプンターレが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋義浩。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の小樽特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋義浩から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって216万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダノンキャップをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月26日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月23日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2016年）

7月17日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったイッテツにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月21日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴァッフシュテルケを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2017年）

1月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月20日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（12戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったココファンタジアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（14戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。