エトワールサン（1986年生、母ホワイトストロング）

エトワールサン（1986年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したホワイトストロングが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大久保房松厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（1989年）

3月25日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るガッツポーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミノリダケにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は本間忍騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したマウスオブパディを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定4歳400万下のアベリア賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本間忍騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本間忍騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノリゲルをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

10月22日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本間忍騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。