シゲルカンリショク（2018年生、母アイファインバンド）

Shigeru Kanrishoku

2018.03.13

シゲルカンリショク（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+役職『管理職』」。毛色は栗毛。種牡馬のトゥザワールド（当時7歳）と交配したアイファインバンドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中央牧場。主な勝ち鞍は2022年の大寒特選(C2)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた5戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた7戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、菊の香特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、冬至特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、大寒特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のローブデソワレに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ウィシュワールドに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中3週で迎えた19戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた20戦目は、メイ特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた21戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダイメイソテツに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた23戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシルクハットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月15日、中3週で迎えた24戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェリスウイングを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月24日、連闘で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメイショウワキザシに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ハースファイアに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2023年）

3月4日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた29戦目は、春茜賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

デビュー前

九日俊光厩舎（佐賀）へ入厩。

4月24日、デビュー戦は山下裕貴騎手を鞍上に据えて、夏初月賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。

5月22日、中6週で迎えた30戦目は、菖蒲月賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。