シルクハット（2018年生、母ユーワジュリエット）

シルクハット（2018年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「紳士用の帽子」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時17歳）と交配したユーワジュリエットが22歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は一珍棒牧場。主な勝ち鞍は2021年の新ひだか町静内地酒・海桜丸賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一珍棒牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって324万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

5月29日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、オールマイティ葛原大智賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、新ひだか町静内地酒・海桜丸賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレイトティットに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラレガッタを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、カガリビバナ特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月4日、中8週で迎えた9戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスノウリリーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

3月1日、中7週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた12戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクラックステソーロに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月8日、中1週で迎えた13戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったコキュートスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ルーサーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-6（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルカンリショクに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、松浦一酒造「松浦一」賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた24戦目は、地方競馬教養センターで目指せジョッキー賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた25戦目は、神楽月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のグランクロワをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月26日、中2週で迎えた26戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1300m 雪/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5歳（2023年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカミノメグミに1馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

1月28日、中2週で迎えた29戦目は、萌月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた30戦目は、まもなく2周年おめでとうウマ娘記念（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた31戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。