シゲルオレンジ（2009年生、母ダーリングベリー）

シゲルオレンジ（2009年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋オレンジ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時7歳）と交配したダーリングベリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、中央平地23戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、諏訪牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって157.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月17日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドナメデューサをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月17日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2012年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4歳（2013年）

5月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月20日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた20戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。最後は、2着のサウンドアドバイスをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた21戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

5歳（2014年）

4月12日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。