サウンドアドバイス（2010年生、母ミネルバサウンド）

サウンドアドバイス（2010年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「的確な助言」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したミネルバサウンドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着5回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったディパッションに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラシーマをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タンスチョキンに交わされて4馬身差の2着となった。

2月17日、中3週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

7月7日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

10月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルオレンジからクビ差の2着に惜敗した。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3月2日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月25日、中8週で迎えた18戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた19戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノボキャビアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

2月7日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、トランザムスターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月14日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のシュネールをアタマ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた25戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のトータルヒートをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

7月25日、中8週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったフミノファルコンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

6歳（2016年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた31戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。