ノボキャビア（2011年生、母ノボサンシャイン）

ノボキャビア（2011年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋チョウザメの卵」。毛色は栗毛。種牡馬のノボジャック（当時14歳）と交配したノボサンシャインが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着3回、地方24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったシャラクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

3月2日、中9週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサカジロヴィグラスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月9日、連闘で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のディオレサンスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月3日、中7週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアイナマーリエに3/4馬身届かず2着となった。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のトパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘレニウムを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月4日、中3週で迎えた10戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサウンドアドバイスに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2015年）

1月4日、中3週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた13戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、創業125周年記念神奈川新聞特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、神無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコンドルダンスに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5歳（2016年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、ブラッドストーン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた22戦目は、花吹雪特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、Bダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた29戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、すみだ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた30戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた31戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、タンザナイト賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6歳（2017年）

2月6日、中5週で迎えた32戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春闘賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月1日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦の沈丁花特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。