ディパッション（2010年生、母ダイシンパーティー）

ディパッション（2010年1月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋熱情」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したダイシンパーティーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサウンドアドバイスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳500万下の万両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2014年）

3月21日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。