テイエムラブパワー（2008年生、母スリーエナジー）

テイエムラブパワー（2008年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛の力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時12歳）と交配したスリーエナジーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方26戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって1,050万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月8日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月9日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2011年）

3月5日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた10戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた11戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月17日、連闘で馬体重を前走から21kg減らして迎えた15戦目は、3歳戦の草乃しずか刺繍展名古屋開催記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月17日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月30日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた21戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた23戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた24戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた25戦目は、山田将康・明希結婚記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月16日、連闘で迎えた27戦目は、GoGo笠松けいば第1戦（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（12戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた29戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったケイウングリッターに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた30戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月25日、中2週で迎えた32戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた33戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のフルーツマウンテンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月13日、連闘で迎えた34戦目は、伊藤清岐阜所長着任1周年記念杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた35戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（14戦1勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月11日、中2週で迎えた36戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた37戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。