ブリットボーイ（1994年生、母スプリングシャワー）

ブリットボーイ（1994年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時14歳）と交配したスプリングシャワーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道秀男。戦績は、中央平地21戦1勝、地方15戦8勝。主な勝ち鞍は1996年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイディザイアーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（1997年）

4月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月26日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4歳（1998年）

2月14日、中7週で迎えた15戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（1999年）

3月28日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた17戦目は、野崎孝仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2000年）

1月4日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスターマイサドルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

1月30日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカイチテイオーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレヴォークテンダーに7馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライトアピールを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月19日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイショウガリバーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月22日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツグローリアスに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月29日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田順治騎手（10戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィリアルエイトを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

6月20日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田順治騎手（11戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカイロニアンに1馬身半の差をつけて9勝目を収める

7月16日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田順治騎手（12戦8勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田順治騎手（13戦8勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた36戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。