ルスナイプリンス（1999年生、母ベルヴェデーレ）

ルスナイプリンス（1999年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したベルヴェデーレが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地42戦2勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月6日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のチャペルコンサートを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた4戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたストロベリードール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた9戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパーシステントガイを自慢の末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

4歳（2003年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

11月2日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（12戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（13戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（14戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（15戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（16戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（17戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

5月16日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（18戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（19戦2勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

7月24日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（20戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（21戦2勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（22戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シゲルガンバレに3/4馬身交わされて2着となった。

9月5日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（23戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（24戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月23日、中2週で迎えた30戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2005年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（25戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレオカーディナルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月17日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（26戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（27戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（28戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（29戦2勝）。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（30戦2勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7歳（2006年）

2月12日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（31戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（32戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（33戦2勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた41戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（34戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（35戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマッチメイトにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（36戦2勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。