マッチメイト（2003年生、母アバンダンメント）

マッチメイト（2003年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「好敵手＋仲間」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時8歳）と交配したアバンダンメントが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着6回、地方1戦0勝。2008年の北九州記念(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったゴウゴウキリシマに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、逃げるマリンフェスタを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

7月23日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったタニノバロンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のジョープライズに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルスナイプリンスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマンテンハットをハナ差振り切って3勝目を手中に収めた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦3勝）。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、最後はスピニングノアールと並んで3着同着となった。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（5戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（6戦3勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2007年）

7月21日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（7戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月2日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のコウユーキズナをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5歳（2008年）

4月20日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた18戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで止まることなく走り抜いたが、サンダルフォンに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月17日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はゼットカークと並んで2着同着となった。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦3勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた26戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2008ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたクラウンプリンセス決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

6歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

10月18日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた30戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた31戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2009ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

7歳（2010年）

1月9日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3月28日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、遠野納涼花火まつりレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。