アフェット（2008年生、母アドマイヤディア）

アフェット（2008年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優しく、優雅に（音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時11歳）と交配したアドマイヤディアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方38戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エムエム、ヤマダファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月4日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2011年）

3月5日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

5月11日、中9週で迎えた3戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた4戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったトーホウエルザにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスズカガンファイトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のミステリーキーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったドンウイングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったタイセイブーケに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクノルナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカバンパイアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったセーヌドパリに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、駿祐2歳お誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレセクレタリーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したダイユウザンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

2月9日、連闘で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセーヌドパリを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月23日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた20戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた22戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、千尋&有美結婚記念（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（14戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（17戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、まもなく開催!第2回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（18戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、河北門カップ（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（19戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（20戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた30戦目は、鈴虫賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（21戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウルビーノを強烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月7日、中1週で迎えた31戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（22戦4勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（23戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた33戦目は、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（24戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（25戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた35戦目は、男馬券師幌村裕生記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（26戦4勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた36戦目は、家族で楽しめる中京競馬・開催中（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で宇都英樹騎手（27戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5歳（2013年）

1月4日、中3週で迎えた37戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で宇都英樹騎手（28戦4勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で宇都英樹騎手（29戦4勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で宇都英樹騎手（30戦4勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で宇都英樹騎手（31戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。