キクノルナ（2008年生、母キクノレインボー）

キクノルナ（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋月（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時15歳）と交配したキクノレインボーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、中央平地10戦0勝、地方28戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月14日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月26日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雪/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月11日、中6週で迎えた8戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

7月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（5戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグローバルチャージに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニュージョブを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、アフェットに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマキシムサヤカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ラインゴーワイルドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマリインスキーピサに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、シンプライズ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた23戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた26戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた28戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（15戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（16戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた32戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（17戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（18戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた34戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（19戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた35戦目は、渚選抜（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（20戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた36戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（21戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスペースモアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた37戦目は、優心君半年才これからも健やかに（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（22戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた38戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。