グレーストウショウ（1984年生、母コーニストウショウ）

グレーストウショウ（1984年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したコーニストウショウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は1988年の筑紫特別(400万下)。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

2月8日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイナモナークに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1988年）

4月17日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイコマリュウオーに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアンドロジェニーを3/4馬身振り切って優勝

8月27日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。