シンメトリーアート（2005年生、母ユーキャンフライ）

シンメトリーアート（2005年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「左右対称な様式美であり、憧れの想像美」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したユーキャンフライが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C17。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中前義隆から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、角家弘志によって4,305万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2009年）

1月14日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキリコンバットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウマグマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月29日、中5週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

7月14日、中3週で迎えた13戦目は、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた16戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中4週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた18戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた19戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月28日、中3週で迎えた20戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた22戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月5日、中8週で迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた26戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた27戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2011年）

1月26日、中5週で迎えた29戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた30戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月29日、中8週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた33戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7歳（2012年）

2月24日、約7か月半の休養明けで迎えた35戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、松露賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた36戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったコーザンソナタに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた37戦目は、旅立ち賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったモエレウェバリングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた38戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のオーリーライアンをハナ差振り切って久々に勝利を挙げた。

4月18日、連闘で迎えた39戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のキリマンジャロを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月14日、中3週で迎えた40戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。