オーリーライアン（2009年生、母ナカノレッド）

オーリーライアン（2009年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングカラー（当時11歳）と交配したナカノレッドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）グラン・ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦4勝2着3回。2011年のゴールドウィング賞(地方重賞)に勝利した他、2012年の駿蹄賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グラン・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、グラン・ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、十文字織栄によって105万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2011年）

8月12日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチカバチカに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アウヤンテプイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブライトシンプーをアタマ差振り切って優勝

11月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーメイドジャンプをクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月29日、中3週で迎えた6戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピサノハーレーに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3歳（2012年）

4月12日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したシンメトリーアートにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったアウヤンテプイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月14日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岡部誠騎手（5戦3勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

8月23日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、芦簾賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた12戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。