イダテンターボ（1986年生、母カズヒデ）

イダテンターボ（1986年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したカズヒデが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回。1990年の七夕賞(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月16日、デビュー戦は関野弘行騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関野弘行騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関野弘行騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関野弘行騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で藤原英幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤原英幸騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、菅野昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、石塚信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（1990年）

1月27日、中5週で迎えた17戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイチライチカラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月3日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の遠野特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオートランアラナスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下の夏井川特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で牧之瀬幸夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリアルタイムを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月19日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で牧之瀬幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスターナイトを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で牧之瀬幸夫騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で牧之瀬幸夫騎手（9戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキングスベリーに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月8日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で牧之瀬幸夫騎手（10戦3勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタカラフラッシュをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

8月26日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で牧之瀬幸夫騎手（11戦4勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で牧之瀬幸夫騎手（12戦4勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた30戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で牧之瀬幸夫騎手（13戦4勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で牧之瀬幸夫騎手（14戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で牧之瀬幸夫騎手（15戦4勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で牧之瀬幸夫騎手（16戦4勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。