コスモリアライズ（1998年生、母ミスティックサミー）

コスモリアライズ（1998年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時9歳）と交配したミスティックサミーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方12戦3勝2着2回。2000年の兵庫ジュニアグランプリ(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、マギーファームから「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、岡田美佐子によって1,522.5万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月14日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカラパナブラックに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スナークリバティに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中0週で迎えた3戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレタセモアを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2001年）

1月28日、中6週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2002年）

6月23日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2003年）

6月21日、約12か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

12月13日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般F6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジュエルエムに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

6歳（2004年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般F2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般F10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川文貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼンノペッパーから2馬身半差の2着に敗北した。

1月10日、連闘で迎えた12戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般F2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、一般F7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般F7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は古川文貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のカネトシフリーダムに2馬身の差をつけて優勝

2月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般F4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったファーストフラワーから1馬身半差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、一般F3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川文貴騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般F4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川文貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた18戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般F4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。