ファントムブリーズ（1986年生、母Ask the Wind）

ファントムブリーズ（1986年5月9日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィジョン（当時5歳）と交配したAsk the Windが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外34戦8勝。1989年のダービートライアルステークス(愛・G2)に勝利した他、1989年のガリニュールステークス(愛・G2)で2着に入るなど、重賞5勝を挙げた。

経歴

2歳（1988年）

9月7日、M.キネーン騎手を鞍上に据えて、11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のTyrone Bridgeに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、2歳G3のフューチュリティーステークス（アイルランド・カラ芝1609m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のSolar Mythに3馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

3歳（1989年）

4月22日、鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（2戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月13日、3歳G2のダービートライアルステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は4戦連続でM.キネーン騎手（3戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のUpward Trendに5馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを奪取した。

5月27日、3歳G2のガリニュールステークス（アイルランド・カラ芝2012m）に出走。鞍上は5戦連続でM.キネーン騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったPorter Rhodesから1馬身半差の2着に敗れた。

7月2日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続でM.キネーン騎手（5戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、G1のアイリッシュセントレジャー（アイルランド・カラ芝2816m）に出走。鞍上は7戦連続でM.キネーン騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、鞍上は8戦連続でM.キネーン騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1990年）

11月25日、J.クローン騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。