デイジームーン（2018年生、母ファストムーン）

デイジームーン（2018年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス菊(花言葉は『私は夢を見ることができる』)+月」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーハウンド（当時10歳）と交配したファストムーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は千葉飯田牧場。主な勝ち鞍は2021年の日高町プチプチ!いくら賞(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビクトリーホースランチによって216万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額600万円（1.5万×400口）で一口馬主が募集された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

3歳（2021年）

1月30日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

2月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

6月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月8日、中7週で迎えた10戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタノサスピションに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、日高町プチプチ!いくら賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のセイウンブリスクに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、ヒャクジツコウ特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22 C31（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、ダイモンジソウ特別（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、コタ来場記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサダムオリジンに約15馬身の大差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2022年）

1月23日、中5週で迎えた16戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた17戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月19日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイングシューズに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、牛の滝特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ラフカットジュエルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた21戦目は、J生誕記念杯（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポンドウェリスクに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月8日、中3週で迎えた22戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

9月5日、中7週で迎えた23戦目は、アキアカネ賞（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のデシレーに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月12日、連闘で迎えた24戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR名古屋第1戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた27戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、JBBA静内種馬場特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた29戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5歳（2023年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた31戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた37戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた39戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマコトダイトウレンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた43戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2023年9月26日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。