ボストンコモン（2020年生、母ミッドサマーコモン）

ボストンコモン（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボストンに存在するアメリカ最古の公園名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したミッドサマーコモンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2023年の北日本新聞杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月11日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

2023年2月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の待ってました!金沢競馬開幕記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンクスギビングを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシトリン特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインドメイヒメに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のホースガーデンしらおい12周年記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリアージュに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の楽天ポイントで投票しよう!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリアージュに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノブノビスケッツに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月27日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯7（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルティマックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月15日、中4週で迎えた10戦目は、いしかわ百万石文化祭開幕まであと60日賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビックハートに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、山中節の祭典こいこい祭り賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアーストラベルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた15戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリュウノレッドアイに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

3月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。