スパーキンググロー（1994年生、母ダイナサフラン）

スパーキンググロー（1994年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したダイナサフランが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の早春賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月7日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月28日、中2週で迎えた4戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、マイレリッシュに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったショウナンアクシアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のプピーラをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノローズに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4歳（1998年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したインターパンチにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のホーネットピアスに3馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉永護騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったジェラスガイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。