ヤマノプロテクター（1993年生、母ヤマノレイコ）

ヤマノプロテクター（1993年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したヤマノレイコが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）谷口育成牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方38戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年のアリオト特別(C D)。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は540kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマヒサプリンスに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のクロフネペリーに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月3日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4歳（1997年）

6月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、豊平川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、スターマイン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月5日、中0週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月5日、中3週で迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、アリオト特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジヤマゲンスイに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月13日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺弘騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のコンバットクーペーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月6日、中2週で迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3イ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6歳（1999年）

1月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、椿山昭彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

1月15日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた29戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はイソノキャップと並んで5着同着となった。

1月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は椿山昭彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般C3ヘ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3ト（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3チ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3チ（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エバーアヘットに交わされて7馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3ト（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワイエスマウンテンをクビ差振り切って5勝目を収める

7月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3ロ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったシンワナンバーワンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3ロ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田辺弘騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた40戦目は、唐津洋介騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた41戦目は、一般C3ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた42戦目は、一般C3ニ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた43戦目は、一般C3ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2000年）

1月1日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメールハンターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。