メイショウタムシバ（2021年生、母メイショウコブシ）

メイショウタムシバ（2021年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花名(ニオイコブシ)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したメイショウコブシが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2024年のメイクデビュー京都(新馬牝)。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定3歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファセットに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月3日、中3週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルチャレアルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月21日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバスタードサフランをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゼットレジーナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

2月2日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ポルポラジールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のベルイストワールに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

7月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの旭川特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。