ニシノコウダイ（2020年生、母セイウンエブリー）

ニシノコウダイ（2020年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したセイウンエブリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中山高鹿康。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウコギクに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2023年）

4月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフライングブレードをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

8月12日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクサンパイオニアを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月22日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマメコにクビ差届かず2着となった。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモグングニールをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた14戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったティニアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月8日、中7週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレッドアヴァンティにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月9日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のバシレウスシチーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5歳（2025年）

2月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの山城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り最後はサトミノキラリと並んで6着同着となった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。