エターナルムーン（2010年生、母ノーブルエターナル）

エターナルムーン（2010年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋月」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したノーブルエターナルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の初風特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、櫛桁牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木芳夫によって346.5万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリノチョモランマをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノミューチャンにクビ差届かず2着となった。

11月3日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したネオウィズダムにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2013年）

1月19日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月2日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンエムディーに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木幡初広騎手（12戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたキングオブロー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月10日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で木幡初広騎手（14戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で木幡初広騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したマイネサヴァランに半馬身届かず2着に敗北した。

5月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は14戦連続で木幡初広騎手（16戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で木幡初広騎手（17戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月17日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で木幡初広騎手（18戦2勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で木幡初広騎手（19戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミッキールドラを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で木幡初広騎手（20戦3勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルモントラハイナをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

11月9日、中6週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で木幡初広騎手（21戦4勝）。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

12月20日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は20戦連続で木幡初広騎手（22戦4勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月5日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で木幡初広騎手（23戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で木幡初広騎手（24戦4勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で木幡初広騎手（25戦4勝）。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で木幡初広騎手（26戦4勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で木幡初広騎手（27戦4勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は26戦連続で木幡初広騎手（28戦4勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で木幡初広騎手（29戦4勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月22日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で木幡初広騎手（30戦4勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は29戦連続で木幡初広騎手（31戦4勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。