カネトシスティーブ（2003年生、母ニツシヨウクィーン）

カネトシスティーブ（2003年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時6歳）と交配したニツシヨウクィーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、泊寿幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、高昭牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月21日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月24日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレーズン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウイグアスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノマーシャルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナイキアースワークに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2007年）

3月4日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウアズーロをハナ差振り切って2勝目を収める

5月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（9戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月23日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた25戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5歳（2008年）

7月9日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。