マリーンサンライズ（1984年生、母エイコーヘア）

マリーンサンライズ（1984年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時5歳）と交配したエイコーヘアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

12月6日、デビュー戦は岡冨俊一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーウイザードを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1987年）

6月13日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーメイドピンクに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 雨/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゲイリーレットをクビ差捉え切れず2着となった。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1988年）

1月30日、中4週で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたダイナロイター決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメジロハリアーをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。