ヤマトオルブライト（1997年生、母ナナセキダンサー）

ヤマトオルブライト（1997年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時12歳）と交配したナナセキダンサーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は桑原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑原牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

野田幸雄厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1999年）

6月22日、デビュー戦は米倉知騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるシュウタイセイを捕まえ切れず、約15馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャムスンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、3歳（金沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャムスンに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

8月30日、中5週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた4戦目は、3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイーアルバージョンに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイコウフェイスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の神無月特別（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦3勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンダムビクトリーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を挙げた。

11月7日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のノーベンバー特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦4勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3歳（2000年）

3月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の水仙賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた12戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、サマー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、オーガスト特別（高崎ダート1500m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。