シュウタイセイ（1997年生、母テルノクロユリ）

シュウタイセイ（1997年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のガダボート（当時10歳）と交配したテルノクロユリが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦9勝2着3回。2001年のサマーチャンピオン(G3)で3着に入った他、2000年のサラブレッドヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口義彦から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、デイアレストクラブによって157.5万円で落札された。

藤木一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1999年）

6月22日、デビュー戦は山中利夫騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマトオルブライトに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオマセナベイビーに約18馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

8月30日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイコウフェイスに7馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の長月特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボロンコロナリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるレジェンドハンターを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦の神無月特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（5戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウセイチカラに約20馬身の大差をつけて優勝

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサラブレッド3歳優駿（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山中利夫騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャムスンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2000年）

1月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山中利夫騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャムスンに5馬身の差をつけて優勝

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で山中利夫騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラガーライデンに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月4日、中5週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山中利夫騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャムスンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて8勝目をマークした。

7月16日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山中利夫騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャムスンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2001年）

6月19日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラプラズマを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

8月14日、中7週で迎えた13戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2002年）

1月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。