オールシーズン（1986年生、母ビユーテイモンド）

オールシーズン（1986年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時17歳）と交配したビユーテイモンドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着3回、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

3月4日、デビュー戦は秋山忠一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセントセバスチャンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4歳（1990年）

3月4日、約9か月半の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は秋山忠一騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カップアイに半馬身交わされて2着となった。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマルベリールーラーに1馬身半の差をつけて優勝

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた9戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

8月5日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5歳（1991年）

3月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、トウホーライトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の企救丘特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月25日、中9週で迎えた15戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたサンライズピーター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダーテイランドリーに4馬身の差をつけて制した。

8月3日、中3週で迎えた19戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6歳（1992年）

3月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は河北通騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた29戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月15日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、井上孝彦騎手を鞍上に迎えて、シンビジューム特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1993年）

1月21日、中3週で迎えた32戦目は、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上孝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた33戦目は、カトレア特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上孝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた34戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた35戦目は、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上孝彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた37戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた38戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた39戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、新涼特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた41戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月5日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた43戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた44戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた45戦目は、一般C5-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西内忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1994年）

1月18日、中5週で迎えた46戦目は、一般C5-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた47戦目は、一般C5-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西内忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた48戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西内忍騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた49戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西内忍騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた50戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西内忍騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。