アコルダール（2018年生、母ピンキーカフェ）

アコルダール（2018年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「覚醒(ポルトガル語)。自身の真の能力が競馬で発揮できるよう願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時8歳）と交配したピンキーカフェが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は斉藤英牧場。主な勝ち鞍は2022年の馬い!八幡平ルパームジャム発売記念(一般C2四五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤英牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂東牧場によって367.2万円で落札された。2歳のとき、坂東牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,160万円（2.9万×400口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3歳（2021年）

2月21日、中8週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月29日、中9週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず15着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月28日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のバラ賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミスターサファリに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月16日、中4週で迎えた12戦目は、馬い!八幡平ルパームジャム発売記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリニタリアニズムを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月21日、中4週で迎えた13戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ発売記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のショウネンジダイに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、みどりの日賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の馬い!甘い菊池メロン発売記念（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、トゥモロー賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

8月30日、中4週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた19戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、薄賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた20戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の一般C1（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクサンセーラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

5歳（2023年）

1月16日、中3週で迎えた22戦目は、馬い!佐賀の小松レモンを食べよう（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパノラミックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3月26日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた27戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月16日、中9週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた31戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月3日、中2週で迎えた32戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた33戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた35戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るラホーヤストームを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

2021年9月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。