ミスターサファリ（2018年生、母サファリミス）

ミスターサファリ（2018年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男性敬称+母名の一部。一族を代表する活躍を願って」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したサファリミスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の馬い!江戸前千葉飯塚海苔記念。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額5,000万円（10万×500口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月13日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月20日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月8日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の馬い!江戸前千葉飯塚海苔記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリノアルカディアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2022年）

1月12日、中5週で迎えた6戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアコルダールに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月15日、中4週で迎えた7戦目は、馬い!八丈島レモンジャム発売記念（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウハイエストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月21日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1三四五ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドベレーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、鍾馗賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、トゥモロー賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた12戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ウクレレ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキーラーヴォッヘに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月21日、中4週で迎えた14戦目は、鰯雲特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のアルラを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

5歳（2023年）

3月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、春興賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月6日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、リムジン賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、クレマチススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したレイジングリヴァーにアタマ差届かず2着となった。

6月21日、中6週で迎えた18戦目は、ジュウイチスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたボナセーラ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中4週で迎えた19戦目は、オパールスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したオデッセイにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた20戦目は、芍薬スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（11戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、抜け出したレムリアンシードに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた21戦目は、法師蝉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2024年）

1月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、キャロッタ×ウマ娘記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（13戦6勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた23戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（14戦6勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたエメラルアポロン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月4日、中3週で迎えた24戦目は、イカリソウスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（15戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。