ホウオウハイエスト（2018年生、母タニノハイクレア）

ホウオウハイエスト（2018年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+最高の」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したタニノハイクレアが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月20日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月21日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月29日、中9週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったララティーナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーオレンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、馬い!八丈島レモンジャム発売記念（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ミスターサファリに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムーランアジュールを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、オリオン座賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイショウタニカゼにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、ヘリコプター賞（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、鍾馗賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマイネルデルフトに4馬身の差をつけて制した。

6月12日、中4週で迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月27日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2023年6月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

9月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で濱尚美騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で濱尚美騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で濱尚美騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で濱尚美騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた29戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2-4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた32戦目は、祝尾崎幸代還暦特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。