ベンテンアドニス（2000年生、母グンザンヤシマ）

ベンテンアドニス（2000年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（大阪にある地名）＋ギリシャ神話の農業の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時17歳）と交配したグンザンヤシマが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永隆範。戦績は、中央平地3戦0勝、地方44戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般B11。

経歴

デビュー前

2歳のとき、セブンホースクラブから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、地田勝三によって420万円で落札された。

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月19日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入った。

2月25日、中1週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

10月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンファンガールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパータックマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒコーセキに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C1（笠松ダート1400m 雪/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るテラノファイアーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、グレイトマスターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキンセイバンバンを豪脚で半馬身差し切って4勝目を手に入れた。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（7戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3月9日、連闘で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた16戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴァリュードラブを半馬身振り切って制した。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレイトマスターを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノカチドキを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、双六岳賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、サファイヤ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で島崎和也騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で島崎和也騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で島崎和也騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で島崎和也騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で島崎和也騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で島崎和也騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5歳（2005年）

1月14日、中1週で迎えた33戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で島崎和也騎手（14戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカオラクルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月27日、中1週で迎えた34戦目は、水仙特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で島崎和也騎手（15戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で島崎和也騎手（16戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジノエスペレを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で島崎和也騎手（17戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スーパータックマンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で島崎和也騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールデンファンシに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中0週で迎えた38戦目は、一般B15（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で島崎和也騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた39戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で島崎和也騎手（20戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた40戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で島崎和也騎手（21戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイエスドームをクビ差振り切って9勝目をつかんだ。

5月17日、中2週で迎えた41戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で島崎和也騎手（22戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた42戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で島崎和也騎手（23戦4勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた43戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で島崎和也騎手（24戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた44戦目は、一般B4-7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で島崎和也騎手（25戦4勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた45戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で島崎和也騎手（26戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた46戦目は、サルビアグループ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は27戦連続で島崎和也騎手（27戦4勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた47戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で島崎和也騎手（28戦4勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。