ショーマノキセキ（2015年生、母ロランラムール）

ショーマノキセキ（2015年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡を呼ぶ翔る馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時12歳）と交配したロランラムールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保昇。主な勝ち鞍は2021年のメゾンドM杯(一般C10)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月7日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

11月18日、中5週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2018年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインボルクに約10馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

1月22日、中3週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のユーセイアマーレを半馬身振り切って制した。

3月22日、中3週で迎えた12戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、アサナギにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、マッシヴアクトレスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中5週で迎えた17戦目は、高橋英樹&真麻親子が中京来場!（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハピネスメーカーに4馬身の差をつけて3勝目を収める

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

11月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2020年）

3月7日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた22戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウインセルリアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、板取川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた25戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のトップインパクトに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月11日、中3週で迎えた26戦目は、美女高原特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた27戦目は、2020JBCまであと40日（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したグッドカグラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた28戦目は、陽奈望16歳おめでとう記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したローズレイジングに半馬身届かず2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、木下智史の当てるまで帰れま10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノディライトに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月4日、中1週で迎えた31戦目は、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木健騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高木健騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた33戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したヴェルサイユコートにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2021年）

5月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた34戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、メゾンドM杯（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバルドエースに5馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

6月7日、中4週で迎えた35戦目は、牛の滝特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。