トーホウシンバル（2007年生、母トーホウローマン）

トーホウシンバル（2007年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽器名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したトーホウローマンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地34戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年のクリスマスキャロル賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月26日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグレナディーンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のノートルアンジュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月27日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月1日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリバーハイランドに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月2日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクロワラモーをアタマ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月23日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月21日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の佐世保特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレオプライムに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したナイアードにクビ差届かず2着となった。

11月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したオーセロワにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた25戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた26戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

10月1日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた32戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月21日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた35戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。