ピースフルアース（2008年生、母エアピース）

ピースフルアース（2008年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「平和に満ちた地球」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したエアピースが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地27戦2勝、中央障害2戦0勝、地方13戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月12日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2011年）

3月26日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクロスザライトを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかきつばた賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

12月11日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月18日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

4月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマルターズグロウヴをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

10月21日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の菅名岳特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

5歳（2013年）

2月16日、中9週で迎えた19戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月27日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（10戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

10月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた30戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、忘れまい!あの日あの時あの笑顔（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、イーサンジャンパーにクビ差交わされて2着となった。

6歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた31戦目は、宝引レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた32戦目は、いわての雪まつりレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた33戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイパスカルをクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月31日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラアミーゴを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

4月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のオウシュウカイザーに1馬身1/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

4月28日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた38戦目は、一般C1六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ウイントゥヘヴンにクビ差交わされて2着となった。

5月26日、中2週で迎えた39戦目は、平庭闘牛大会つつじ場所レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリアンクイーンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月9日、中1週で迎えた40戦目は、やまぼうしレース（盛岡芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた41戦目は、あまちゃん北三陸高校レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた42戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。