キーボックス（2005年生、母キーフラワー）

キーボックス（2005年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋席」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したキーフラワーが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高瀬敦。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳F4一。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月20日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4月6日、中7週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月5日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F4一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウインドコーストに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中4週で迎えた7戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳F2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳F2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルラウディーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2009年）

7月5日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、モツ家権カップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、ドラゴンフレッシュ（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームオブワイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、白樺・海女・琥珀の里くじレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントプレミアに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、風鈴賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、釜石まるごと味覚レース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサイレントヘネシーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた18戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた19戦目は、二子いものこ汁レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、志波城まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5歳（2010年）

4月5日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。